もぐら

発達障害(ASD)の もぐら と申します。 休職や退職、転職を複数回繰り返してきました…

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発達障害(ASD)の もぐら と申します。 休職や退職、転職を複数回繰り返してきました。 今は実家に戻って、療養半分・父(個人事業主)の仕事の手伝い半分の生活を送っています。 このnoteは自分の遺書のようなつもりで書いています。

最近の記事

【遺書18】誰かの言葉に救われたことがない

自分は「誰かの言葉に救われた。」という経験がない。 そうした気持ちになったことがない。 共感してもらえた喜びだとか、 受け入れてもらえたという安心感だとか、 スッと気持ちが楽になった経験だとか、 自分の内面の傷が癒されていく感覚だとか、 そんな経験をしたことがない。 精神科にかれこれ2年ほど通っていて、医師やカウンセラーと話す機会もそれなりにあった。 あるいは、精神科にかかる前から自分の生き方に違和感を持っていたので、何度かカウンセリングを受けたこともあった。

    • 【遺書17】希死念慮すら受動的。

      自分はずっと受け身な人間だ。 何をするにも。 自分からは何もしない。 何も動かない。 人から言われたら、やる。 指示されたら、やる。 言われなければ、何もしない。 やる必要がなければ、何もしない。 やらなければ怒られる状況にならなければ、やらない。 受け身で、消極的。 積極性・能動性がまるでない。 自主性・自立性がまるでない。 主体性・当事者意識がまるでない。 義務感、やらされ感、被害者意識、ゲスト意識しかない。 常にお客さん目線。 そんな風にし

      • 【遺書16】がむしゃらにやる、が嫌い。

        がむしゃらにやる、が苦手だ。 なりふり構わず、とか。 とにかく考えるより行動だ、とか。 頭で考えるより先に、体が動いてしまう、とかが理解できない。 できないし、そうなりたいとも思わない。 そうやって生きることが向いているとも思えない。 がむしゃらに物事に取り組める人。 なりふり構わず努力できる人。 そんな人たちはそんな人たちでいいと思う。 それに、そういう生き方の人たちを評価することもいいだろう。 泥臭さ。 汗臭さ。 雑草魂。 そんな生き方もいいだろ

        • 【遺書15】無気力なままでいさせてくれ

          自分は無気力だ。 ずっと、無気力だった。 大人になって、急に無気力になったわけじゃない。 社会人になって、急に無気力になったわけじゃない。 1度の大きな挫折があって、無気力になったわけじゃない。 子供のころから、ずっと無気力だった。 突然、無気力状態に陥ったわけじゃない。 最初からずっと無気力状態なのだ。 好きなものがなくなったわけじゃない。 最初からずっと好きなものなんてなかった。 社会人になって、やりたいことを見失ったわけじゃない。 子供のころからず

        【遺書18】誰かの言葉に救われたことがない

          【遺書14】ずっと、野球が嫌いだった【リトルリーグ編】

          自分は地元の少年野球チームを退団し、リトルリーグのチームに入団することとなった。 少年野球チームは軟式野球。 リトルリーグはプロ野球と同じ硬式野球だ。 当然、リトルリーグのほうがレベルや意識の高い子供たちが多い。 プロ野球選手になるような人たちも子供のころから硬式野球をやっていたという人は多いだろう。 でもなぜ、自分なんかがリトルリーグへと行くこととなったのか。 当然、親の意向によるものだ。 きっかけは少年野球チームの先輩が中学からは学校の部活動(軟式野球)では

          【遺書14】ずっと、野球が嫌いだった【リトルリーグ編】

          【遺書13】ずっと、爪を噛む癖があった【幼少期の話】

          自分は物心ついた時から、爪を噛む癖があった。 幼稚園のころには、すでに母親に叱られていた記憶があるから、それよりももっと前からの癖だったのだと思う。 たぶん、そのころはまだ、自分でも爪を噛んでしまっていることに対して無自覚であったし、問題意識も持っていなかったのだと思う。 だから、親の前だろうと、人が周りにいるときだろうと関係なく爪を噛んでいた。 ただ、爪を噛んでいる場面を親に見つかると怒られる、ということをだんだん理解しだすと、親に隠れて、人の目につかないタイミング

          【遺書13】ずっと、爪を噛む癖があった【幼少期の話】

          【遺書12】不言不実行

          自分は口数が少ないほうだ。 なおかつ、無表情である。 それがもともとの気質という面もあると思う。 一方で、無意識のうちに、余計なことは話さないほうが良い、できるだけポーカーフェイスでありたいと思っている部分もある。 寡黙な人間に見られたいとかいうわけではない。 クールに見られたいわけでもない。 言質を取られたくない。 矛盾を突かれたくない。 そんな思いがあるのだと思う。 子供のころ、テレビ番組か何かでキャンプの映像が流れていた。 家族みんなで見ていて、盛り

          【遺書12】不言不実行

          【遺書11】自分の意見なんてないから、読書感想文が得意だった

          自分は子供のころ、読書感想文を書くのが得意だった。 実際は自分自身で「得意」とも思っていなかったし、「好き」でもなかったが。 ただ書けと言われたから、授業で書かされたから、宿題で書かなければいけなかったから、書いていただけだ。 にもかかわらず、とても評価されることが多かった。 なので、しだいに得意なんだなというふうに思うようにはなっていった。 仕方なく書かされた読書感想文や作文がクラスの代表として、学年の代表として、学校の代表として発表することになったり、賞をもらっ

          【遺書11】自分の意見なんてないから、読書感想文が得意だった

          【遺書10】ASDなのはわかったけれど。

          以前の記事でも書いたが、自分はASDと診断されている。 当初は診断結果に対して腑に落ちない部分が多かった。 というのも、ASDとネットで検索すると、 空気が読めない。 相手の気持ちを汲むことが難しい。 想像力がない。 相手の言葉を額面通り受け取ってしまう。 冗談や皮肉が理解できない。 こんな風な特徴が書かれていることが多かった。 ところが、自分としては、 必要以上に空気を読みすぎる。 相手の気持ちを考えすぎる。 想像しすぎる。 相手の言葉の裏を考えて

          【遺書10】ASDなのはわかったけれど。

          【遺書9】ずっと野球が嫌いだった【少年野球編】

          自分は小学生のころから高校生までずっと野球をやっていた。 小学校3年生の終わりごろか、4年生の初めごろから高校3年で部活を引退するまでだから、約9年間ほどになると思う。 父親が子供のころ少年野球をやっていた人で、以降ずっと巨人ファンだったらしい。 家のテレビでも自然と野球中継を見ていることが多かった。 まだ野球に興味がなく、ルールもよくわかっていなかった頃の自分は、よく野球中継のせいでアニメの放送が中止になったりするのがとても嫌だった。 ところが、やはり父親の影響で

          【遺書9】ずっと野球が嫌いだった【少年野球編】

          【遺書8】やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい・・・か?

          自分はこのnoteを遺書のつもりで書いている。 が、誰かへの恨みを書くつもりもないし、誰かへの感謝を書くつもりもない。 今、考えていることやずっと昔から思ってきたことなどを何となくまとめて書き残していこうと考えている。 その際に、やはり過去のことを思い出すという作業が中心になる。 過去の出来事だったり、出会った人とのことであったり。 自分はずっと頑張ってこなかったと思う。 努力したと思えることが特にない。 成功したと思えることがない。 いつも逃げてばかりいた。

          【遺書8】やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい・・・か?

          【遺書7】ASDについて

          今日は特に書きたいことが思いつかなかったので、自分の障害のことについて書き残してみようと思う。 自分は約2年ほど前(2022年2月ごろ)にASDと診断された。 当時は企業に属して仕事もしていたこともあり、同時に社交不安障害、全般不安症という診断もされた。 当時は不安感を抑えるために抗うつ薬の処方もされていた。 今は会社を辞め、療養をメインに日々過ごしているので、ほぼ社交の場に出向くこともなく、家族以外の人間関係もほぼない。 そのため、投薬は中断している状況だ。 精

          【遺書7】ASDについて

          【遺書6】"共感"に対する違和感

          自分は“共感”という言葉に違和感を覚えていることに最近気が付いた。 自分が体験してきた経験や過去の出来事について、その時感じた気持ち、つらい思い、逃げ出したくなった気持ち、辞めてしまいたくなった気持ちを話したり、書いたりする。 それに対して、話を聞いてもらい、書いた文章を読んでもらい、それはつらかったね、逃げ出してしまいたくなるね、辞めてしまいたくなるのもわかる、そんな風に言ってもらう。 話を理解し、受け入れ、寄り添って、共感してもらう。 それで気持ちが楽になったこと

          【遺書6】"共感"に対する違和感

          【遺書5】行動できない奴

          自分には行動力がないとずっと思ってきた。 何かやってみようかなと思っても結局動かない。 やったほうがいいんだろうな、と思っても結局行動しない。 これは自分の将来に役に立つかもしれないと思っても、結局実践しない。 人の目があるときは別だ。 学校や会社や友達の前では。 意欲のあるフリ。 向上心のあるフリ。 趣味のあるフリ。 熱心なフリ。 フリをずっと続けてきた。 だが、本来の自分は違う。 家に帰ってからの自分は違う。 一人になってからの自分は違う。 誰

          【遺書5】行動できない奴

          【遺書4】戦わない奴が笑うだろう

          自分は何も頑張ってこなかったと思う。 何も頑張れなかった。 頑張ったけど、結果が出なかった人じゃない。 頑張ったけど、社会に馴染めなかった人じゃない。 頑張ったけど、負けた人じゃない。 頑張ったけど、失敗した人じゃない。 頑張りすぎて、生きるのがつらくなった人じゃない。 頑張りすぎて、疲れてしまった人じゃない。 何も頑張ることのできなかった人だ。 頑張らなかった人だ。 頑張る気力のない人だ。 頑張る気持ちのない人だ。 だから、頑張りすぎてしまう人へのメ

          【遺書4】戦わない奴が笑うだろう

          【遺書3】怒られるのが怖い、とか

          自分は何でこんな小さなことで悩んでしまうのだろうとよく思ってきた。 自分にとってその悩みは決して小さなことではなかったということなのだろうか? 悩みの大きい小さいの定義とは何なのだろうか。 そういうことを考えてみたときに、ほかの人ならどう感じるのかという目線に立って考えてしまうことが多いのだと気づいた。 つまり、自分は気になるけどほかの人なら気にも留めないこと=小さなこと。 自分も気になるし、ほかの人でも流石に気にするだろうと思えること=大きなこと。 悩みの大きい

          【遺書3】怒られるのが怖い、とか